即戦力がつくビジネス英会話―基本から応用まで帯に、「外資に通用する本物の言い回し」とあります。自分は外資ではありませんが、英語での会議や同僚との会話で
耳にする以前なら聞き取れなかったネイティブな言葉が聞き取れるようになりました。もちろん全部ではありませんが。
「基本から応用まで」と欲張りな本ですが、実践的な会話はもちろん、実践的なボキャブラリー、会話のための文法も
きっちり押さえられるし、英会話版 ALL IN ONE というに相応しい密度の濃さと誠実さだと思います。
あえて欠点を挙げるとしたら、対話分の重要ボキャブラリー・表現が、網掛けされていてそれはそれで
語注と対応させやすいのですが、行間が狭いのでちょっと読みにくいという点でしょうか。それだけ密度があり、すか
すかの類書とは違うっていうことで、誠実さの現れでもありますが。
定番としてロングセラーになること間違いなしだと思います。ちなみに、2007年6月の初版から2008年6月の1年の間に
24刷を重ねていて、いかに売れているかがわかります。
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