子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫)読む前まではいろんなことを誤解していました。
まず、私は冒頭の詩は、アメリカインディアンの子育ての言い伝えだと思ってたのですが、作者個人の書かれた詩であったことが分かりました。
それから、何度か曲解され、書き直しのされた詩であることも分かりました。
この詩を読んだだけだと、確かにいい詩なんですが、読み方を変えると、なんだか脅しのようにも聞こえます。
親側として読むと、あなたがそんな風だと子供はこうなるよ!
子供側として読むと、あなたはこんな家で育てられてるからこうなるんだよ!みたいにも聞こえました。
しかし本書を読んで、そうではないのだな、と思いました。
なかなか上手くは行かないけど、こういう心構えでいきましょう、というところは
新約聖書のスタンスと同じなんだなと思います。
泣かせる本です。
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