実践イラスト版 スローセックス 完全マニュアルこの本を買ったのが確か中学3年の時だったと思いますが驚きましたね。
まさに目からウロコだったのを覚えています。いかに自分が性に対して
誤った知識を持っていたか。自分がどれだけ女性の体について知らなかったかが
よく分かったのを今でも鮮明に覚えています。セックスに関する本はこの人のしか
知りませんがとても分かりやすく知らないことばかりで当時感謝したことを覚えています。
学校、メディア、ビデオ、ネット、テレビなどではこういうこと教えてくれませんもの。
とても貴重な情報が詰まった本ではないでしょうか。観念論長いんだよと
批判している人がいますが、そんなことはないと個人的には思います。
なぜならいかに誤った観念が広がっているかを考えた場合、
その誤った観念を正すためにもある程度の分量の観念論が必要だということ。
誤った女性観で女性に技術だけ収得して使ったとしても、それはただの「作業」
になってしまうのではないでしょか。そこに「愛」はない。
本人はテクニック至上主義ではないのです。他著に「最初は上手でなくても、
気持ちよくさせたい、大切にしたい。その気持ちが伝わることが大切なんですよ」
みたいなことを述べておられた気がします。
女性は一人一人美しい存在なんだ。抱き合っているだけで仕合わせで
気持ちが良い。優しく豊かで緩やかに流れるそんな交わり。彼は動物的で
単純で男性だけが享楽する痛く貧しく早い交わりに染まっている人々の根底から、
意識から変えるためにわざわざページを割いているのです。
能書きはいいからさっさとテクニック教えろと言う人はまさに
「愛情表現とかどうでもいいから、さっさとやらせろ!」タイプの人なんでしょう。
きっとこういう人は残念ながらテクニックを収得しても「何か」が足りず
満足した交わりはないのではないでしょうか。それ以前にめんどくさくて
テクニック使おうと思わない気がします。彼が薦めるテクニックは正しい
女性観でなければ続きません。さっさと自分が快楽享受して終わるのが
最高に気持ちがいいのさと考えていればそりゃテクニック使うのがすごく
めんどくさく感じるはずです。
さて、自分は明らかに誤った女性に対する観念を中3の時点で持っており、
強くて激しいほうが気持ちがいいとかヤレればそれでいいとか、
そんな考えに犯されていました。しかし、この人の本で女性に対する考えは変わりましたし、
今手にとって読んでも、女性を大切にしたいなぁという思いが強まり
前向きに生きれる素晴らしい本です。
この本に出会えて大感謝です。