二日酔いの特効薬のウソ、ホント。記念すべきトレースシリーズの第1巻です。 主人公のトレーシーは、少し歪んだ性格の保険調査官。 頭脳明晰で美しい恋人チコ、元警察官(だったと思う)で現在引退し、何かといえばトレースの事件に首をつっこむ(だけど頼りになる)父。 今日も悪夢のような別れた女房・子供から逃亡しながら、得意のへらず口を武器に事件を解決していきます。 とにかく登場人物が、個性的で楽しい。 しかも巻を重ねる毎に、パワーアップしていきます。 最終巻を読み終わった後は、「もう彼らと会えないのか」と少し寂しくなるくらいです。 スラップスティック的な小説が好きな方は、絶対読んで損はありません。
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