外交フォーラム 2010年 04月号 [雑誌]著者のきょうだいとしての経験と、研究者としての客観的な視点の両方があり、たいへん良い本でした。具体的な事例がたくさんあって、とてもわかりやすい記述でした。 「きょうだい」についての本はいくつか出されていますが、その「育ち」について述べられているのは、この本の他にあまりないように思います。「自己肯定感の育ち」や「伝えられない思い」といった項は、「ふつうの子どもたち」にも共通することではないかと深く考えさせられました。 多くの人に読んでもらって、きょうだいの理解者が増えるといいなぁと思います。
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