新訂 ピアノのテクニックこの楽譜をピアノの先生から薦められて手にしたのが昭和54年の暮れ。当時は600円でした(笑)。ハノンとの比較で退屈だとのレビューもありますが、それは好みの問題で、自分にあった方を(先生について習っている方は協議の上で)使えばいいと思います。21ページまでの「指をほぐす練習」は3ページの勉強の仕方に従ってスタカートとレガート、それを混ぜたものをバランスよく練習することをお勧めします。出張などで1週間くらいピアノを弾けない日があってもスタカートの練習をきちんとやると指の状態がとたんによくなるから不思議です。22ページ以降の練習はいろいろと実用的な練習がちりばめられています。個人的に安川加寿子先生を尊敬していることもありこのテキストは30年を経た今でも愛用しています。
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