これだけは知っておきたい「税金」のしくみとルール 改訂版勝間さんの勝間和代のお金の学校―サブプライムに負けない金融リテラシーの向こうを張ってか、
6時間の授業を受ける形式のストーリー仕立て。
1時間目:税金の歴史・・・租庸調からの変遷
2時間目:日本の税金・・・政府税制調査会長の似顔絵とコメントが笑える
3時間目:暮らしの中の税金・・・国税4法(って知ってました?)、たばこ税、酒税など
4時間目:税金を扱うお役所・・・財務省、国税庁と税務署の関係など
5時間目:日本の財政赤字の現状・・・プライマリーバランスって?
6時間目:私たちにできること・・・納税者の権利
マンガやイラストがふんだんに使われ、対話形式で進むが、一方で
税率表やグラフもしっかりと詳しく記載されていて、内容は充実している。
各授業の終わりには、「税務署の地図記号は、何からイメージされているか?」
といったテストが用意されていて、わかっていないと、読み直すきっかけになる。
財政収支の状況や、各国との比較なども説明されていて、読み終わると
それなりの専門家になったような気になれる。
税金について幅広く勉強するなら、この本がたいへんお薦めです。
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