アップル、グーグル、マイクロソフト クラウド、携帯端末戦争のゆくえ (光文社新書)タイトルに列挙される3社について
クラウドビジネス、携帯端末の差異を説明している。
MSは既存のWindowsユーザーの圧倒的な数を武器に、
アズール、Windows mobileへのアプローチを進めるが、
やはり保守的な部分、デザイン、携帯端末への弱さが見える。
グーグルは、情報資本主義社会の中でのリーダー的存在として、
世界の情報の集約にかかわるデバイス、ソフトを低コストで提供。
ただ逆に課金というプラットフォームが確立されていない。
アップルは、デザインとアプリケーションで他2社より秀でている。
プラットフォームの規模の面では前述の2つには小さい。
著者は3社のどこが優勢という結論は避けているが、
現状ではアップル、グーグル、MSという順になると思われる。
ただ、今後はどの3社も自給できないコンテンツ制作という点で、
実はコンテンツ保護に厚いMSがどこかで逆転できる可能性は、
本著には書かれていないが、個人的には強く感じるところである。
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