ヘルパー以前の介護の常識 (講談社の実用BOOK)本書はおやじたちが各々介護関連の職に就き、そこで奮闘する様子が小説仕立てで描かれ
ている。
仕事量の割りに給料が見合わない等、この世界が抱える問題点も色々と出てくるが詳しく
書かれているわけではない。だが介護関連職のことを全く知らない者がイメージを掴むに
は本書は適していると言えるだろう。
その昔、介護職は女性がなるものだというイメージが蔓延していたが、高齢化社会を迎え
て介護がクローズアップされるようになった現在でもその考えは少なからずあると思う。
だからこそ、おやじにも介護の仕事が出来るのだということを世の中に示すべく活動を続
ける彼らの姿勢に自分は胸を打たれた。
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