看護師をめざす人の本―合格への近道アメリカに来て看護師の試験を受け合格したものです。
しかしその後合格して就職先を探してもソーシャルセキュリティーナンバーがないこと、
合格通知も来ないで「3年以内にソーシャルセキュリティーナンバーを登録してください」とのううちだけで免許にはなりません。 もしソーシャルセキュリティーナンバーがなければまず受かった試験も紙切れ一枚で終わってしまいます。
今のアメリカの現状としてはただでさえアメリカ人も職を失っている現況で、外国人である日本人の看護師に門戸を開くほどアメリカ政府も穏やかな対応をするはずがありません。唯一働けるのは永住権もしくはアメリカの市民権がある方のみです。以外はまず就労が難しいことをこちらアメリカに来てから初めて知りました。
もし海外で働きたいと思うのであれば、まずは自分できちんと調べていくことが大切です。そうしない限りは自分のお金も時間も無駄にしてしまうと思います。
この本ではたしかに日本人の看護師が評価されているようすが伺えますし、実際日本人の看護師の人としての対応はどの国の人たちよりも誇りをもっていいくらい評価が高くなるものだと思います。しかしアセスメント能力や技術の面、またアメリカと日本で求められている看護の労働には差があるので、あまりアメリカがすごいと思わないほうがいいと思います。現状としてアメリカの病院に出入りをしていると日本のほうがはるかに上だと感じる部分もありますので。
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