学校って何だろう―教育の社会学入門 (ちくま文庫)タイトル通りの本でした。
なぜ教室では前を向いて座るのか。なぜチャイムが鳴ったら教室に入るのか。
教師とは、生徒とは、学校とは、校則とは、そもそも何なのか。
当たり前だと思っている学校についての様々な事柄について、わかりやすくかみ砕いて解説した本です。
毎日中学生新聞に掲載されたコラムをもとにしているので、非常に読みやすい文章でした。
当たり前だと思っていることに疑問を持ち、他人に答えをもらうのではなく、自分で考えることの大切さを説いた本です。
したがって明確な答えらしきものはどこにも書いてありません。
親、生徒、学校関係者だけでなく、誰でも手にとって読む価値はある、まさに「基本書」だと思います。
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